高温強度学特論
開講時期:後期
単位数:2-0-0
担当教官:松尾 孝 教授 大岡山 南8号館505室(03-5734-3585)tmatsuo@mtl.titech.ac.jp
【講義のねらい】
耐熱鋼および超合金が優れた高温強度を有する理由を理解させるため,まず,高温変形抵抗は組織に基づくことを解説する.つぎに,純金属および焼なましした単相合金の高温変形挙動を概説して,高温変形機構図を作成させる.最後に,合金の高温変形抵抗が固溶強化,析出分散強化および結晶粒の形状制御によって決定されることを組織と関連させて解説する.
【講義計画】
1. ガイダンス(耐熱鋼および超合金の組織と高温変形抵抗)
2. 純金属およびなました単相合金のクリープ
3. 転位クリープと拡散クリープ
4. 高温変形機構図作成の概説
5. 高温変形機構図の作成-その1-
6. 高温変形機構図の作成-その2-
7. -クイズと討論会-
8. 内部応力-その1-(ベイリー・オロワンの式と回復速度およびひずみ硬化率)
9. 内部応力-その2-(測定方法と問題点)
10. 内部応力-その3-(合金型クリープと内部応力)
11. -クイズと討論会-
12. 固溶強化機構
13. 分散強化と敷居応力
14. 耐熱鋼における強化機構
15. 超合金の微細組織制御と高温強度
【成績評価】
【テキストなど】
【履修の条件】
【担当教官から一言】