金属工学実験 (Metallurgical Engineering Laboratory) |
取り纏め:河村 憲一 准教授 大岡山 南8号館305室(03-5734-3137)kawamura@mtl.titech.ac.jp |
推奨学期 |
6 |
単位数 |
0-0-4 |
講義のねらい |
金属工学は,金属物理,金属化学,金属材料学,金属加工学などの広範囲な分
野にわたる学問である。金属工学実験は,これらの分野における金属材料の基
本的な性質の測定に関する技術の習得を目的としており,5学期の「金属工学
創成実験」と対を成すものである。 |
講義計画 |
- 下記のテーマについて,3日ずつ半年間にわたって学習実験を行う。
金属材料・加工系のテーマ
- 高強度アルミニウム合金の時効硬化現象
- 鉄鋼材料の組織と強度
- 鉄鋼材料およびアルミニウム合金における機械的性質
金属物理系のテーマ
- 金属薄膜の作製と物性測定
- 金属・合金の相変態と構造・物性の変化
金属化学系テーマ
- 金属の腐食
- 鉄鉱石からの鉄の作り方
- イオン導電体の導電率測定と欠陥構造
注:テーマ名に関しては,一部仮題のものもあります。
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成績評価 |
出席及び報告書によって行う。
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テキストなど |
「金属工学実験」 東京工業大学工学部金属工学科編 を用いる。
実験開始時に学生に配布する。
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履修の条件 |
人数制限あり。金属工学科3年生を主対象とする。また,「金属工学創成実
験」を履修しておくことが望ましい。
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担当教員から一言 |
実験上の注意事項
- 実験を行う前にテキストを十分に読んでおくこと。
- 実験ノート,グラフ用紙,電卓を準備しておくこと。
- 服装は動きやすく,安全な作業衣(白衣も可)を必ず着用すること。
- 危険を伴う実験も多くあるため,実験指導者の注意・指示に従い,装置などを勝手に操作しないこと。
- 実験は,報告書の提出をもって完了とする。
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